日刊仲人業界新聞

男性会員へのアドバイス 具体的事例

男性会員へのアドバイスのポイント

みなさんにとって、結婚相談所の男性会員へのアドバイスは、どのようにされているでしょうか。

結婚というものは、相性なわけですが、私は、男性会員様へは、その
男性会員様の長所を伸ばせる結婚なのか
という面から、仲人はアドバイスをすべきなのではないかと考えます。

AbemaTV「マリキュラム」に見る、あの「りゅま」くんへのアドバイスを例えにして、分析の仕方を、書いておきます。

プロフィール

年収三百万円の俳優りゅまくん27歳
彼女しおりんは、PR会社勤務の25歳

事例

第6話では、
しおりんの友達には、俳優辞めれんの?
結婚は金よ、というような雰囲気で詰められ、いざという時には、
家族と仕事どっちをとるの!?
と詰められていましたが、私は、りゅまくんに、同情するわけです。

年収三百万円の収入が不安定な俳優は、そもそも結婚相談所に登録できない場合が多いでしょうが、ケーススタディーとして考えてみてください。

友達に品定めしてもらうことの是非

まず、
結婚仲人は、自らの男性会員へのアドバイスは、男性会員寄りでなければなりません。

とすると、
この友達たちは、りゅまくんのことを、何も分かっていない。
すなわち、
結婚相手を友達に見せて、品定めをするのは、最悪な行為です。
これを監修してるのは、婚活コンサルタントと言われる人らしいですが、間違っています。
結婚をするのに、友達に会わせる必要はありません。
一番彼のことを分かっているのは、彼女なはずです。

りゅまくん特性分析

りゅまくんは、俳優として成功することが、幸せにつながる人なのです。
このことを、感じられない人は、結婚仲人の適性はないと断言できます。
結婚することで、りゅまくんが、その夢に邁進できないのならば、それは、しおりんと結婚すべきではありません。

りゅまくんへのアドバイス

りゅまくんは、強い意思をもたなければならない。
人の機嫌ばかり気にしてはならないのです。
大切なものを見失わないようにしなければなりません。
そういうりゅまくんに向かって、家族と仕事どっちをとるの!なんて、詰めてはいけないのですよ。
こんな彼女の友達たちに、振り回されては決していけない。

アドバイスの方向性のコツ

もちろん、
しおりん思いの友達であり、「成功」という面からは、彼氏の年収は大事でしょうし、将来性、安定性ある職業かも重要です。
しおりんの友たち二人は、客観的に見れば、何も間違ったことはしていないわけです。

しかし、
このりゅまくんの立場に立ったときには、ダメということです。
この理屈を、ぜひ、理解して欲しいと思います。

その上で、

【欠点】

りゅまくんの欠点を洗い出します。

です。
人のことには寛大そうだが、自分のことは、ダメそうだ。
うなぎ屋につれていくのを見ても、それが分かるでしょう。

すなわち、とても女性的な面をもっているのです。
男性と女性の二面をもっているのが、りゅまくん。
これは、複雑な性格だということです。
この女性的な面だけをみて、柔らかい人だなと思ったら、大間違いです。
かならず、男を出す人です。
その時に、彼女は、耐えられるのか?
そこを見定めなければならないのです。

【長所】

他方で、りゅまくんの長所を考えます。
りゅまくんは、マルチタレントとしての才能があります。
閃きがすばらしい。だから、テレビの仕事に向いている。
それを、彼女は、止めてはいけないのです。
支えないといけないわけです。
そういう夫婦を想像できるのかを、二人は考えるべきです。

「家族」と「仕事」なら、彼は「仕事」を選ばなければならない人なわけです。
それを分かって付き合うべきであり、彼に「家族」を選ばせるようなことをしてはいけないのです。

彼女は、これが分かっているのか。
彼女から、「彼の才能を私は知っている。彼をどんなときも支える。タレントとしての彼を私は好き。二人で成り上がりたい」
そういう言葉を引き出せるか。
無理なく言える彼女なのか。
この一点で、結婚相性を実質的にみなければなりません。
誕生日は、形式的な判断をしているだけです。
日刊結婚新聞 結婚相性診断データーベースはこちら
素直さがない人は、形式的には結婚相性が良くても、うまくいくとは限らないわけです。

結末予想

いまのところ、しおりんは、彼の仕事を、蔑んでいる節がある。
そして、
彼が男を出してきた時、彼女は、受け入れられる土壌を、現状ではもっていない。

りゅまくん、あなたは、あとから、彼女を実は愛していなかったということに気づいて、無理に合わせていたことで、大切なものを失ったということに、後悔しがちです。

結論

行先困難でしょう。
ゆっくり、やるべきだ。
ズバリ
無理に、結婚すべきではありません。

しおりんの本性、
および、ふたりの相性を次に見てあげるべきです。

これが、結婚仲人の仕事ということです。