日刊仲人業界新聞

相談に応えない?


私は、結婚相談所の仲人は、会員さんから、相談を受けると思うのです。
それらの相談にどう答えればいいのか、なにが答えとして正解なのか、その指針を示す役割を、日刊結婚新聞社の、日刊仲人業界新聞では、担っています。
あなたは、会員さんのお見合いでの相手方との価値観のズレについて、相談されたら、的確に答えることができますか?
 
たとえば、
男性は、慶応大学出身、自分の子供には、慶応幼稚舎から慶応に入れたい
と主張したのに対して、
女性は、インターナシュナル出身もあって、子供には自由にさせたい、お受験などやらせたくない。
と主張した場合、真っ向から、教育観、子育観について、対立しているわけです。
女性が、お受験ということに、「えー」と否定したようなニュアンスということです。
 
最初のお見合いで、ハッキリ言う二人であれば、そういう話がでる場合も、ありますよね?
この対立を埋める道筋を、あなたは仲人として、どう答えますか?
 
本編でも書きましたが、
この場合は、
お受験に挑戦させるべきです。
もっとも、お子さんが向いていない場合もあるでしょう。
それは、お見合い時にはわからないです。
しかし、生まれたときには、わかります。
その時に、考えればいいわけです。
 
ただし、お見合いの時点で、お受験を否定したり、お子さんがお受験に向いていないことがわかったときには、インターナショナルスクールもまた選択肢に入れるなどすればいいだけです。お子さんな、母親寄りなのか、父親寄りなのかも関係してきます。
 
お見合い時点ではわかりませんが、解決方法はあるわけです。
お見合い時点ということであれば、「お受験の選択肢を否定しない」というのが正解です。
 
所属する会員様が、男性の場合ならば、
否定するお相手の女性には、否定する女性はダメだと。
選択肢としてお受験をする可能性もあるというふうに広げて考えようと説明し、それでも、否定する女性は切れとアドバイスしなければなりません。
所属する会員様が、女性の場合ならば、
お相手の男性を否定するのではなく、女性の考え方を変えなければなりません。
 
これが、正解なわけです。
結婚仲人は、会員からの相談に応えないという選択肢は、ありません。
自信をもって、応えられるようにしておかなければなりませんね。